【2021年版】ぐるっとパスを使って、お得に都内の美術館を周ろう!

こんにちは!
教養派アート入門メディア『3L museum』を運営している、白くま館長@3Lmuseum)です。

みなさん、「ぐるっとパス」というものをご存知でしょうか?

ぐるっとパスとは、美術館や博物館などの文化施設の入場券・割引券が1冊にまとまったお得なチケットブックのことです。

東京都歴史文化財団より毎年発売されている、たくさん美術館などの文化施設に行く人にとっては嬉しいサービスなのです。

「これから美術館に行ってみたい!」
「どんな文化施設があるか知らない……」

こう思っている人にとっても知っておいて損はない情報なので、ぜひ参考にしてみてください。
ここからは、ぐるっとパスの使い方や魅力、楽しみ方について紹介していきます。

※今回の記事では、ぐるっとパス2021を扱っています。

目次

ぐるっとパスの値段や対象施設、期間は?

ぐるっとパスを使うと、2,500円で東京都内の99の文化施設をお得に楽しむことができます。

99のうちの44が美術館となっています。ほかは38博物館・13植物園、庭園・3動物園・1水族館という内訳です。大半が美術館のため、アートを楽しみたい方にとって嬉しい内容となっています。

そして対象期間は購入から2ヶ月間
この2ヶ月間の間に、99の文化施設を楽しみましょう。

上野周辺、渋谷近辺と、エリアを絞って計画的に回ることで、より多くの文化施設を楽しむことができます!

ただ注意点もいくつかあるため、次項のことは頭に入れておきましょう!

ぐるっとパス使用時の注意点

ぐるっとパスを利用するにあたり、注意点がいくつかあります。

ルールを把握することで、楽しいアート鑑賞をしていきましょう!

入場券・割引券について

入場券や割引券の種類とお得になる額は、館園によって異なります。
例えば、A館は入場自体が無料になる一方で、B館は200円の割引〜などです。

さらに、ほかの割引とも併用できないため注意が必要です。(学生割引など)

それぞれの施設の割引額については、公式HPに「ぐるっとパス活用ブログ」というコンテンツで知ることができるため、こちらも参考にしてみてください。

※2021/06/01現在、緊急事態宣言の影響からか更新されていないようです。

そしてもう1つ。半券は自分で切り離さずに、館園のスタッフにもぎってもらいましょう。

館長
館長

自分で切り離してしまうと効力がなくなってしまうので要注意です。

効力・料金についての注意

ぐるっとパスは1施設に1回のみ使用可能です。
つまり、1つの美術館に何回もぐるっとパスを使えないということです。

何度も使いたくなる気持ちもありますが、ぐるっとパスのミッションはたくさん文化施設を回るということにあります。
そのため、ぐるっとパスを使う際はたくさんの美術館を回ることを推奨します。

また、料金に関しては大人料金のみです。
子供料金などはないので、どちらがお得になるか考える必要があります。

さらに、本人以外の使用はできません。
例えば、お母さんがぐるっとパスを所持していて、お子さんに持たせて使うことはできません。

ぐるっとパスを作る際に本人の名前を記入する工程があり、そこで使用者が決まります。

館長
館長

みんなで使いたくなるとは思いますが、効果が適用されないため注意しましょう!

期間についての注意

対象期間に関しては、先述したとおり購入から2ヶ月間となります。
そのため、期間の延長はできません。

現在、一斉に臨時休館するような時期が増加している中ではありますが、その場合の延長もできないため気をつける必要があります。

公式HPの「購入方法/ご注意」の項目に、「災害時を含むいかなる状況においても、パスの有効期間の延長、新しいパスの交換もできません。」の記載があります。

なお、キャンセルなどによる払い戻しもできません。

館長
館長

予測するとなると大変ではありますが、ご利用は計画的に!

ぐるっとパスの購入・使用方法

ぐるっとパスは、99の対象文化施設の販売窓口で購入することができます。

購入したら有効期間を押印してもらい、「お名前欄」に署名します。(有効期間を押印するのは2ヶ月の期間があるためです)

これですぐにぐるっとパスの利用ができます。

館長
館長

とっても簡単ですね!

購入後に係の方に半券を切ってもらって、さっそく鑑賞を楽しみましょう。
ちなみに、販売窓口以外でも購入すること可能です。詳しくはこちら

ぐるっとパスの楽しみ方とメリット

ぐるっとパスの楽しみ方として、スタンプラリーのような収集があります。

ぐるっとパスは1冊にまとまった半券や入場券のセットです。
これらが減ることによって、2ヶ月にどのくらいの文化施設を回ったか可視化することができるのです。

館長
館長

コンプリートを目指してぐるっとパスを利用するのも楽しいかもしれませんね!

ただ、数が全てではなくて、あくまでも楽しく学ぶためのツールです。「たくさん教養をつけたな」という軌跡として収集していきましょう。

また、メリットとしては、「お得に文化施設を周ることができる」という1点に尽きると思います。

このぐるっとパス、なんと約40,000円相当の入場券約5,000円相当の割引券がセットで2,500円という破格のお値段なのです。

1施設の割引額を見て、「たったの200円引きだけ?」と思ってしまう人もいると思います。
しかし、トータルで見れば本当にお得なサービスとなっているので、正直メリットしかありません。

館長
館長

自分なりの楽しみ方・メリットを探して、ぐるっとパスを有効活用してみましょう!

まとめ

今回は、都内の文化施設をお得に周れる『ぐるっとパス』について解説していきました。

ぐるっとパスの特徴をまとめると以下の通りです。

値段 2,500円 ※大人料金のみ
対象期間 購入から2ヶ月間
対象施設 東京都内の99施設
割引額 施設によって異なる
割引対象者 本人のみ

文化施設を楽しむ際には、どうしても入場料や交通費などがかかってしまいます。
ただ、それを気にせずに楽しむことができれば、来館者も嬉しい一方で文化施設側もたくさん学ぶ機会を提供できて嬉しいですよね。

そんな機会を叶えるのが、今回紹介したぐるっとパスなのでした。

みなさんもぜひ、このサービスを利用してお得に文化施設を楽しんでいきませんか?

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

1996年生まれ。大学卒業後、美術館でナビゲーターとして教育普及に従事。教養としての芸術を広め、芸術に対する価値観やイメージをアップデートしたいという想いから、2021年3月に「3L museum」を開設。牛乳キャップやチロルチョコの包み紙など、芸術的価値があると感じるモノの蒐集が趣味。




目次
閉じる